ミクロネシア連邦の島々を観光する際、土地には十分に注意する必要があります。ミクロネシア連邦の島々の土地はほとんどが私有地です。
コスラエも一部が州の土地または管理区でそれ以外の土地は地主がいる私有地です。
観光スポットの多くも私有地にあり、観光するには本来、事前の許可が必要であったり 入場料の支払いが必要であったりします。
世界の一般的な観光地では観光スポットの入り口で入場料を支払って観光することが多いですが、 コスラエでは観光スポットの入り口で入場料を支払うのではなく、別の場所で事前に手続きをするものが多いです。
例として、コスラエでは、レラ遺跡、メンケ遺跡、イエラの森、オマ山、
ウトウェ生物圏保護区などの観光スポットは私有地にあり、観光するには事前の入場許可の取得と入場料の支払いが必要です。
ほとんどの旅行者がその事実を知らず、入場許可を取らず、 入場料も支払わず観光するため、 地元では度々問題となることがあります。
レラ遺跡など観光スポットも私有地にある
参考として、レラ遺跡の入場許可と入場料の支払いは、遺跡の入り口ではなく、別の場所で行います。 入口に受け付けはおろか、看板さえありません。
さらに、遺跡に入るまでには他のファミリーの土地を通りますので、そのファミリーにも通行許可を取る必要もあります。
許可を取らなかったり、入場料を支払わずに観光したりすると、所有者とトラブルになることがありますし、必要な代金以外の金銭を催促してくる
者もいますので、注意が必要です。
「誰にも注意されなかったからラッキー」「無料で観光できてトクした」ではなく、島のルールをキチンと守って観光してくださいね。
ホテルが紹介する現地ガイドであっても入場料を支払わずに旅行者を案内している 場合がありますので、注意が必要です。
コスラエ太郎はしっかり事前に入場許可を取り、入場料を支払って、皆さんをご案内しています。
入場料を支払わないガイドが多い中でバカ正直ですが、少しでも島の人たちに 観光業で収入を得て欲しいと思っています。
ところで、コスラエの人たちはどのように自分たちの土地を見分けているのでしょうか。それは次号で紹介しますね!
カット・ファ・オーシュン!(またね!)
コラムニスト
コスラエ太郎さん
コスラエ州政府観光局のお手伝いをする傍ら、旅行者が来るとダイブガイド、ツアーガイドに変身します!コスラエのホテル、ダイビング、 各種ツアーの手配も行っています。コスラエの観光業で働く唯一の日本人です。コスラエについてお気軽に日本語でお問い合わせください。
>> ホームページ:http://kosrae.wix.com/tour
>> 日本語メール・アドレス:kosrae.fsm@gmail.com
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