マリン
ビギナーダイバー。昨年からトレーニングしているが、なかなか上達しない。口は一人前
ジョー
経験本数100本以上の中堅ダイバー。三味線の名手らしい
蝶々夫人
知識豊富なインストラクター。しかし、セレブ一家に育ったため、世間知らずなところがある
それぞれの人に合った内容で万全の補償を考える
マリン:見て見て〜、コンデジ買っちゃった!
ジョー:お〜、最新モデルじゃん。
マ:取扱説明書なんかといっしょに、「ダイバーズ保険」の案内があったんだけど、これって何?
蝶々夫人:ダイバーに必要な補償内容を組み合わせて作られた保険をいわゆる「ダイバーズ保険」と呼んでいるのよ。正式名称は、保険会社によってまちまちなんだけど、 普通傷害保険の「青年アクティブライフ総合保険特約付」という名前がついていたりするわね。
ジ:国内・海外問わず、日常生活や旅先、ダイビング中でのケガなんかの補償はもちろん、 デジカメやダイビング器材など携行品の破損や盗難、レンタル器材を壊した場合、 万が一遭難したときの捜索費用なんかもカバーしてくれるんだ。
蝶:幅広くカバーしてくれるし、一年補償だから、年に何度も潜りに行くダイバーは、そのたびに手続きをする必要もなくて便利よね。
マ:でも、コンデジの補償だけを考えたら、メーカー保証だけでじゅうぶんじゃないの?
ジ:浅はかだな〜、それはそのコンデジ自体にもともと問題があった場合の保証だろう? 盗難やぶつけて壊した場合は補償されないぜ。
マ:ヒェ〜。
蝶:ダイバーズ保険の場合、携行品の補償額は1点およそ10万円までと決まっているけど、それ以上のカバーが必要な高額カメラなら、個別に動産保険に入るという手もあるわよ。
ジ:マリンのコンデジならそこまでは必要ないだろう。 オレは高額のデジイチを買ったときに動産保険に加入したぜ。
マ:ジョーはダイバーズ保険には加入していないの?
ジ:改めては加入していないけど、DANの会員になると、自動的に傷害保険にも加入できるからそれで間に合うと思っているんだ。万が一、事故に遭って入院や通院したりする場合は、国内なら健康保険とそのDANの保険、海外ならDANとその都度加入する海外旅行傷害保険で、と決めてるからな。
マ:でも、ダイビング事故ならイントラが入っている保険でカバーできると聞いたことがあるんだけど?
蝶:もちろん、ワタクシも賠償保険には入ってるわよ。でも、イントラ側に法律上の過失があるかどうかの認定に時間がかかるし、いつもイントラと潜るとは限らないじゃない。個人でも保険に入っておいたほうが安心よ。
マ:へぇ〜、皆そこまで考えているんだ!