マリン
ビギナーダイバー。昨年からトレーニングしているが、なかなか上達しない。口は一人前
ジョー
経験本数100本以上の中堅ダイバー。三味線の名手らしい
蝶々夫人
知識豊富なインストラクター。しかし、セレブ一家に育ったため、世間知らずなところがある
地域によって異なる呼び名?
イントラ&インスト
ジョー:この前、沖縄に行ったら、関西から来ているダイバーが、インストラクターのことを「インスト」と呼んでて、へぇ〜と思ったよ。
マリン:関東だと、「イントラ」と言うほうが一般的よね。
ジ:システムエンジニアをやっている友人がいるんだけど、俺がイントライントラと言っていたら、「イントラネット」の略だと思った〜と言われたことがあるよ。ダイビングをしない人には、「インスト」も「イントラ」もどっちもピンと来ない言葉みたいだね。
マ:男女問わずいつも爽やかで、気が利いて、海のことをよく知ってて、ガイドさんってほんとうにステキよね〜。
ジ:おいおい、ガイドが必ずしもイントラとは限らないんだぜ。
マ:えっ! 違うの?
蝶々夫人:その海を熟知していてダイブマスター以上の資格があればゲストを連れてガイドできるから、「ガイド=イントラ」とは限らないのよ。もちろんガイドが、潜水技術指導もできるイントラなら、より心強いけどね。
マ:そうだったの〜。じゃあ、そもそもイントラになるにはどうしたらいいの?
蝶:18歳以上、経験本数が100本以上などの最低条件をクリアしていれば、潜水技術や理論、知識を習得するためのコースを受講して、各指導団体が実施する試験に合格すればOKよ。
ジ:へぇ〜、たったの100本でなれちゃうわけか??
蝶:100という数字だけ聞くと確かに驚いちゃうけど、まぁ、100本というのは受講するための最低条件だからね。皆、コース受講中は、「人生でこんなに勉強したことはない」というくらい 必死に勉強して、実践も積んでるわよ。
マ:ふ〜ん、だからかぁ……。
頼もしいイントラで絶対自分より年上だと思ったら、年齢聞いて年下だと分かって驚いたことが、 一度や二度じゃなくあるわ。
ジ:うんうん、わかるわかる!
蝶:ダイビングは水中という特殊な環境で楽しむレジャーだから、安全管理がとても重要でしょ。きっとその責任感から、そう見えるんでしょうね。
ジ:俺もイントラ目指そうかな〜
マ:時間や費用も相当かかるんでしょ?
蝶:費用はケースバイケースね。会社勤めをしながら、休日で受講する「通い」の人もいるけど、海の近くのダイビングショップで働きながらイントラを目指している人が多いわね。それと、海外にダイビング留学して取得するのも人気ね。
ジ:趣味の延長で取得するにはハードルが高いなぁ。やっぱり、イントラはプロフェッショナルなんだね。