コスラエにいらしたら絶対に参加して欲しいツアーが、
「マングローブ・チャネル・カヌー・ツアー」です。
「チャネル」とはいわゆる「水路」のことです。
日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、
コスラエでは川よりもむしろこのチャネルの方が一般的です。
「マングローブ・チャネル・カヌー・ツアー」は、
ローカル・ガイドのタダオさん(日本語名ですがコスラエ人)が操舵する、
コスラエ固有種カの木で作られた伝統カヌーに乗って、
ミクロネシア最大のマングローブ・チャネルを巡るツアーです。
「ミクロネシア最大」・・・いったい何が最大なのでしょうか。
ローカル(現地人)に聞くとその理由がいくつも返ってきます。
まず、その水域、つまり広さです。
ミクロネシア連邦にはコスラエ以外にもマングローブは生えています。
しかし、チャネルはコスラエが群を抜いて広大です。
そして、コスラエのチャネルには、大小、無数のチャネルが入り組んでいます。
このカヌー・ツアーの醍醐味はそこにあります。
大河のような大きなチャネルを進んでいくかと思うと、
いきなりカヌー一艘がぎりぎり通れるか、というほど細いチャネルを
まるで水上迷路のようにスルスルと進んでいきます。
さらに、マングローブ樹林の大きさも超巨大です。
いったいどれくらい大きいのでしょうか。
高さ10メートル以上、3階建てビルくらいは優に超えている高さの
マングローブの上から無数の根が垂れ下がっている光景は圧巻です。
今にも動き出しそうなマングローブで、
「地球は生きている」という力を強く感じる光景です。
スタジオ・ジブリの映画に出てきてもおかしくないと思います。
このマングローブ・チャネルの魅力はさらにあります。
なんとチャネルの水の色が七変化します。
潮の高さや太陽の位置、光の差し加減によって、
あるときはコバルト・ブルーのようにキラキラと光ったり、
またあるときはアマゾンのような雰囲気を醸し出したりします。
何度、訪れても二度は同じ光景を見ない、
毎回、違った神秘の世界と出会うことができます。
最後に、このマングローブ・チャネルで最も驚くのが、
マングローブと珊瑚が共存している大変珍しく、
不思議なエリアがあることです。
マングローブと珊瑚が共存・・・どうしてでしょう。
不思議です。神秘です。
このエリアは貴重な生態系を織り成しているため、
2005年にユネスコの生物圏保護区にも指定されています。
マングローブと珊瑚、この話題は次号でさらに掘り下げたいと思います!
コスラエにいらしたらこの「マングローブ・チャネル・カヌー・ツアー」に
ぜひご参加ください!神秘の冒険が待っています!!
次号はコスラエにおけるマングローブの重要性を紹介します!
それではみなさん、Kuht fah ohsun !!(カット・ファ・オーシュン/またね!)
☆ 月刊ダイバー2012年12月号に
コスラエ特集ページが掲載されています!
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Kosrae.fsm@gmail.com(日本語でどうぞ!)