こんにちは!コスラエ太郎です!!
南国移住記の第23話は、6月9日(土)に飛び立った東京⇔ポンペイ、
史上初めてのミクロネシア連邦友好記念直行便のお話をします。
「ツーリズム(観光業)を通じて国を背負った仕事がしたい」
その想いを胸に大好きだった旅行会社を退職してから1年6か月。
日の丸を背負ってミクロネシア連邦コスラエ州政府観光局に赴任し、
今回ミクロネシア連邦政府観光局の要請で国家プロジェクトである、
ミクロネシア連邦友好記念直行便のお手伝いをしました。
ミクロネシア連邦友好記念直行便はその名の通り、
日本とミクロネシア連邦の友好関係をさらに深めることを
目的として飛び立った、東京⇔ポンペイ史上初めての直行便です。
通常、日本からミクロネシア連邦に来るにはグアム経由で、
最短でも12時間以上かかります。
それが直行便ではわずか4時間足らず。
早いです。便利です。ラクちんです。
6月9日(土)ポンペイ国際空港に友好記念直行便が到着した際、
コスラエ太郎は搭乗客を迎えるため、滑走路に出てその姿を目に焼き付けました。
飛行機が着陸し、虹のアーチ状に歓迎の放水が行われたとき、
これまでの思いが一気に溢れ出して、涙が込み上げてきました。
「いかん、いかん。これからお客様を歓迎するのに、
大のオトナがこんなところで泣いていてはダメだ」
そう自分に言い聞かせながら横に目をやると、
このプロジェクトに関わっている社団法人レインボーネシアの
スタッフ(男性 / ほぼ同い年)も目を充血させていました(笑)。
感動は共有してこそ、その感動が深まるものです。
その夜の晩餐会では、ミクロネシア連邦のエマニュエル・モリ大統領と、
日本からこの直行便でいらしたミクロネシア連邦に縁のある森喜朗元首相が
それぞれスピーチを行い、「モリ×モリ」コンビとして、
今後もミクロネシア連邦の発展に力を注ぐと表明してくださいました。
また、やはりこの直行便で日本からいらした、
ジャニーズ事務所の滝沢秀明氏がミクロネシア友好親善大使に就任され、
今後、日本とミクロネシア連邦の懸け橋となって、
ミクロネシア連邦の発展に寄与していくことになりました。
この友好記念直行便ではいくつかの記念式典の他にも、
文化交流イベントで現地人と触れ合い、現地の文化を体験したり、
島内観光ツアーでナンマドール遺跡やケプロイの滝を訪れたり、
6月13日(水)の直行便で帰国されるまでに、
様々なイベントが執り行われました。
連日、ローカル(現地)の方々が本当に頑張ってくださり、
その日本人を大切に思う気持ちに胸が熱くなりました。
例えば、島内観光ではケプロイの滝を訪れた後、
スケジュールには含まれていなかったにも関わらず、
村の人々がローカル・フードを準備して、
休憩所を用意してくださっていました。
途中に寄ったエニペイン村では、
ローカル・ダンスを2つ披露する予定だったところ、
村を挙げての大歓迎で4つも披露してくださいました。
しかも「ここにある物は何でも持って行っていい」と、
ポンペイ・スカートからマングローブ・クラブまで大盤振る舞い。
ローカルの方々の、この一つひとつの気持ちにとても感動しました。
今後、日本とミクロネシア連邦の距離は名実ともにもっと近くなり、
新しいビジネスや支援政策が多くなることが予想されます。
しかし、現地を無視した活動では意味がありません。
主役はミクロネシア連邦であり、その人々です。
ローカルを尊重することを忘れてはいけないと思っています。
日本人から見ての幸せではなく、現地人が幸せになるような発展をしてこそ、
その活動が成功と言えるのではないでしょうか。
コスラエ太郎も残されたコスラエでの任期を、
コスラエの人々が幸せになるような活動を一つずつ、
心を込めて進めていきます。
次号は、コスラエのフルーツを紹介します!
それではみなさん、Kuht fah ohsun !!(またね!)
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