一つ目は「コスラエ・スープ」(写真下)です。
日曜日に伝統的に食べるため「サンデー・スープ」、風味がココナッツ・ベースのため「ココナッツ・スープ」とも呼ばれたりします。
とにかく美味しいです!
私はこのようなスープを今までに飲んだことがなかったので、初めてスープを口にしたときには「!!!!!」と、思わずスープを二度見してしまいました(笑)
食材は至ってシンプルです。
魚と玉ねぎにココナッツ・ペーストを加えて煮込みます。家庭によって若干の調理法の違いや具の違いはありますが、どこの家庭のスープをご馳走になっても大変美味しいです。
二つ目「マングローブ・クラブ」も是非食べてください。
カニです。日本でもカニは食べられますが、このカニは、海ではなく、マングローブ地域に生息しているカニです。ミクロネシア最大のマングローブ樹林があるコスラエだからこそ、手に入れることができる食材です。
写真は赤色をしていますが、生きているときは真っ黒です。茹でると真っ黒のカニが真っ赤のカニに変身します。
三つ目は「刺身」です。
コスラエ島の人々は刺身を日常的に食べます。コスラエは海に囲まれた小さな島、手軽に新鮮な魚が手に入ります。刺身の種類は、マグロかカツオが多いです。
ワサビもありますが、コスラエ風の食べ方が「ライム醤油」です。
コスラエ島で獲れたライムを刺身、または醤油に搾って食べます。コスラエ島の場合、ライムは頼まなくても出てきます☆
四つ目は「タンジェリン」です。
タンジェリンとはみかんのことです。コスラエ島はミクロネシアの中でも柑橘系の果実が豊富に収穫できる唯一の島で、隣国のマーシャル諸島共和国にも輸出しています。
このタンジェリンは1920年代に日本の鹿児島から伝わったものと言われています。
確かに日本で食べるみかんと味も形も似ていて、色だけが緑色をしている、緑色のみかんです。
五つ目が「パンの実」です。
ブレット・フルーツと呼ばれています。私も初めはこの実を使ってパンを作るのか思ったのですが、そうではなく、パンの実はパンの実として食べます。
調理法は様々で、調理法により味も変わるカメレオン食材です。
「ウム」というコスラエ伝統的調理法(石焼き&蒸し焼き)の場合が多く、この場合は焼き栗の味に似ていると思います。
フライにした場合は、サツマイモの天ぷらのような味になり、甘みが濃くなります。スライスをしてチップスにもできます。栄養価も高いようで、コスラエ最高の食材かもしれません。
最後は天然水「レラ・ウォーター」です。
コスラエ島は年間5,000mmの雨が降る多雨地域です。この自然の恵みを使った天然水が「レラ・ウォーター」です。
「レラ」とは生産されてい地域の名前です。
ペットボトルもかわいいデザインをしているので、是非日本に持って帰っていただき再利用してください。ちなみにグアムの一部のお店でも購入することが出来ます。
駆け足になりましたが、以上がコスラエ島に来たら絶対に食べて帰って欲しい食べ物です。
ダイビング、エコツアーに加え、グルメを目的にしたコスラエ旅行をしてみませんか?
次号はコスラエ最大のイベントの一つ、クリスマス・マーチングについて紹介します!
それではみなさん、Kuht fah ohsun !!
コラムニスト
コスラエ太郎さん
コスラエ州政府観光局のお手伝いをする傍ら、旅行者が来るとダイブガイド、ツアーガイドに変身します!コスラエのホテル、ダイビング、 各種ツアーの手配も行っています。コスラエの観光業で働く唯一の日本人です。コスラエについてお気軽に日本語でお問い合わせください。
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