Mac ? こんにちはコスラエ太郎です!
南国移住記の第8話、今回はコスラエアン・ネームを紹介します。
私たち日本人がコスラエアンの一員として認められますと、コスラエでの名前として、コスラエアン・ネームをもらえます。
コスラエで暮らす他の2人の日本人のコスラエアン・ネームは、どちらも Nenaネナ。
日本人の若者は島にわずか2人しかいないのに、その2人が同じコスラエアン・ネームです(笑)
よく島民に「ネナはどうした?」と聞かれると、「どっちのネナ?」と問い返すのがパターンです。ネナはコスラエで親しみやすい名前の一つです。
コスラエ太郎もコスラエアン・ネームがあります。
コスラエアン・ネームをもらう際、「自分までネナになったらどうしよう・・・」
と正直、少し不安でした。
コスラエ太郎のコスラエでの名前は Aliksaアリクシャー。
最初は照れ臭く舌を咬みそうで、うまく発音できませんでしたが、この名前をホスト・ファザーにいただいた際、「格好いい名前だな」と嬉しかったです。
さぞかし、コスラエの神話に出てくる英雄や伝説の神の名前が由来なのだろうと思い、名付け親にアリクシャーの由来を聞きました。
答えは一言
「おじいちゃんの名前」
そう、コスラエでは自分たちの父や祖父の名前を外国人にコスラエアン・ネームとして与える習慣があるそうです。アリクシャーもまたネナと同じく、コスラエで親しまれている名前の一つなのです。
ここからはコスラエアンの面白い「名前の付け方」を紹介します。
コスラエアンは、ファースト・ネーム(下の名前)とファミリー・ネーム(苗字)が同じ人が少なくありません。
ネナ・ネナ、アリクシャー・アリクシャーというように、日本では考えられない名前の付け方をします。これは一家の長男に多い、と聞いたことがあります。
それからGeorgeジョージやMikeマイクなど、アメリカでは通常ファースト・ネーム(下の名前)で使う名前をファミリー・ネーム(苗字)として使っている方々もいます。
Steve Georgeスティーブ・ジョージ、Isao Mikeイサオ・マイクなどです。
従って、George Georgeジョージ・ジョージ、Jack Jackジャック・ジャックという、アメリカ人が聞いてもおかしく感じる名前もあります。
Esau Sam Esauエサウ・サム・エサウ、という上から読んでも下から読んでも同じ名前の方もいます。
コスラエは戦前、旧日本軍が統治していたこともあり、現在でも日本の名前がかなり多く存在します。
Tadaoタダオ、Hiroshiヒロシ、Michikoミチコ、Kimieキミエ。
日本では通常ファミリー・ネーム(苗字)で使うSasakiササキ、Nodaノダ、という名前をファースト・ネーム(下の名前)で使っている方もいます。
Sasaki Georgeササキ・ジョージ
この方はジョージが苗字で、ササキが下の名前です。
もうどっちが苗字でどっちが下の名前かさっぱり分かりません(笑)
最後にコスラエに来て最も驚いた名前が、コスラエ人の友人でもある、Mishima Yutaka Charleyミシマ・ユタカ・チャーリー
日本では通常、苗字として使うミシマが下の名前、下の名前で使うユタカがミドル・ネーム、アメリカで通常、下の名前として使うチャーリーが苗字です。
「名前の付け方も自由!」感動すら覚えました ^^
まだまだ面白い名前の島民は多いと思います。
コスラエにお越しの際には是非、島民の名前を聞いてみて、島民からコスラエアン・ネームをもらってみませんか?
次号は久しぶりにダイビングについて、コスラエ太郎のオープン・ウォーターCカード取得記をリポートします!
それではみなさん、Kuht fah ohsun !!
コラムニスト
コスラエ太郎さん
コスラエ州政府観光局のお手伝いをする傍ら、旅行者が来るとダイブガイド、ツアーガイドに変身します!コスラエのホテル、ダイビング、 各種ツアーの手配も行っています。コスラエの観光業で働く唯一の日本人です。コスラエについてお気軽に日本語でお問い合わせください。
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