文化庁が「水中遺跡」の周知・保護のために文化庁がまとめていた『水中遺跡ハンドブック』PDF版が、3月18日に文化庁のホームページに公開されました。
水中遺跡ハンドブック
「水中遺跡」の調査について、情報収集・探査~発掘調査~整理・報告書刊行という一連の流れを網羅的に解説。さらに、出土遺物の保存・管理,水中遺跡の活用についても解説しています。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/pdf/93679701_01.pdf
アジア水中考古学研究所 林原利明さんより
先に刊行されている『発掘調査のてびき―集落遺跡発掘編―』『発掘調査のてびき―整理・報告書編―』『発掘調査のてびき―各種遺跡調査編―』の続編で、発掘調査のてびき―水中遺跡調査編―として位置づけられている「水中遺跡」調査の指南書です。(書籍版は3月中に刊行予定)
この『水中遺跡ハンドブック』を通して「水中遺跡」(水中文化遺産)が周知され,保護が進むことを願います。
埋蔵文化財保護行政における実務的内容の専門書ですが、カラー版で写真・挿図も多く、実例を紹介したコラムも散りばめられているなど、よりわかりやすくまとめられています。研究者や行政担当者でなくても興味を引く内容ですので「水中遺跡」(水中文化遺産)への理解も深まると思います。ダイバーの皆さんも目にする機会があるかもしれません。ぜひ読んでその日に備えてください。
(アジア水中考古学研究所ブログより一部引用)
特定非営利活動法人アジア水中考古学研究所(ARIUA) のブログ海底遺跡ミュージアム構想 https://blog.canpan.info/ariua/?1647613117