タイマイに救いの手を!保全サポーター募集中

絶滅寸前状態であったジャワ海のタイマイを絶滅から救うため、ELNA(エルナ:認定NPO法人 エバーラスティング・ネイチャー)とYPLI(現地パートナー団体)は1998年から保全活動を実施してきました。2021年度および2022年度のタイマイ保全活動への支援金を引き続き募集しています。

ELNA(認定NPO法人エバーラステイング・ネイチャー)は、絶滅寸前状態であったジャワ海のタイマイを絶滅から救うため、現地パートナー団体・YPLIとともに1998年から保全活動を開始。

1つの島から始まったこの活動は、2006年には個体数を増やす事に成功。2022年現在、4ヵ所で保全活動を行っています。

 

認定NPO法人 エバーラスティング・ネイチャー(ELNA:エルナ)とは

アジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立された団体です。団体の英名であるEverlasting Nature of Asiaを短縮し、ELNA(エルナ)という名称で呼んでいます。

当初、インドネシア現地NGOであるYayasan Penyu Laut Indonesia – Pusat Penelitian Penyu Indonesia(インドネシアウミガメ研究センター)の国内窓口として機能しているだけでしたが、2002年7月に特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け、法人化したことを機にフィールドでの実質的な活動も開始しました。また、2013年6月25日には、神奈川県より認定NPO法人の認定を受け、当団体へ寄付した場合、寄付金控除が受けられるようになりました。

ELNAの活動内容

インドネシア、小笠原、関東で、ウミガメ類の調査・保全活動の他、小笠原でザトウクジラやサンゴの調査をしています。

海ほんらいの力をサポートする

ELNAの活動を一言で表現すると、「海ほんらいの力をサポートする」という言葉に尽きます。海には生態的に壊れた部分を修復する自然回復力が本来備わっていますが、人口の急激な増加と経済活動の拡大が自然界に与える影響は大きく、その回復力が大きく妨げられています。ELNAの活動は、そうした「海に本来備わっている回復力」すなわち「海ほんらいの力」をサポートすることに重点を置いています。生物に直接手を加えるのではなく、生物に影響を与えている人為的要因を取り除くことが海洋生物保全では重要と考え、次の3つのステップを指針に活動を展開しています。

①本来の生態メカニズムの解明と回復
・地球の資源が生き生きと維持されるためのメカニズムの解明
・メカニズムに影響を及ぼす人為的要素を取り除く方法をシステム化する
②地域住民の参加
・保全システムの継続を目指す
・人の生活と保全システムの両立を目指す
③経験の共有と地域の拡大
・成功したプロジェクトをモデル化し、他地域で共有し発展させる
・それぞれの活動拠点での自立を目指す

ELNAの活動のモットー

ELNAがモットーとするのは「フィールドワーク」です。フィールドにおいて自分たちの目で見、耳で聞き、そして感じる。単純なことではありますが、ELNAが最も大切にしている部分です。ELNAは人々の暮らしや文化を共有しつつ、実情に即した民間レベルでの実践的な海洋生物の調査保全活動を行っています。「荒廃する自然環境」と「貧困=人々の生活」、これら2つの現実を前に「今やるべきこと」、「今できること」を行っています。「永遠なる自然」を意味する「エバーラスティング・ネイチャー」、ちょっと大胆なネーミングではありますが、ELNAが求める人々と自然の姿がそこにはあります。

タイマイを守る

タイマイは、英名hawksbillの通り、鷹のようなするどいくちばしを持ったウミガメです。サンゴ礁のカイメンというスポンジの原料にもなる無脊椎動物の一種を餌としており、するどいくちばしはサンゴ礁で餌を探すのに適しています。暖かい地域を好むウミガメで、熱帯地域や亜熱帯地域に生息しています。

インドネシアのタイマイは減少している?

ELNAでは、1995年よりインドネシアにおけるタイマイ産卵状況の調査を行っています。2008年までに延べ39地域(505島)の調査を行い、約20,000巣のタイマイ産卵跡を確認しましたが、ふ化の跡を確認できたのは4巣のみ、他はすべて地域住民により採取されていました(食用や販売目的のため)。1980年代の産卵数と比較すると82%も減少しており、多くの地域でその減少が確認されている上にすでに絶滅した地域も出現しています。2017~2020年に再度生息状況調査をしましたが、2020年現在も卵の乱獲はジャワ海ほぼ全域で継続しておこなわれています。

ELNAのタイマイ調査・保全活動

個体数回復のための活動

・ウミガメ卵買上げシステム
・産卵数のモニタリング調査→活動例
・減少原因を究明し、その原因を取り除く

絶滅させないための活動

・パートナー団体職員の育成
・現地住民への環境教育活動
・行政機関への働きかけ

生態解明

・正しい保全手法を選択するための手法としての生態解明

活動地域以外のウミガメ保全にも貢献する活動
・得られた知見の公表(論文や国際会議での公表)→活動例
・他団体への情報共有

タイマイ保全サポーター募集中!

『タイマイ保全サポーター』とは、ELNAのHPからの寄付を通して、本活動を資金的に支えていただける方々です。

「スタッフも引き続き資金獲得に奔走しますが、ELNAスタッフだけの力では達成し得ないと、毎年ヒシヒシと感じております。個人の皆さまからのご寄付は、決して微力ではありません。そのパワーが集まって活動が継続できています。保全活動を実施するため、どうか、あなたにできる温かいご支援をよろしくお願い致します!」

●保全サポーター特典:タイマイ支援者のみが読める速報を年1回程度、年2回の活動報告書PDFをメールで送付

お問い合わせ先

認定NPO法人エバーラステイング・ネイチャー

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Suga

DIVER ONLINE 編集部

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