「リアルな」ファンタジーの世界
深い海、冥い湖の底に眠る船や建物。今も水底に沈んでいるものや、引き上げられて展示されている世界各地の遺構を、それぞれの専門家(研究者や水中写真家)に解説してもらった一冊。
予想外の地域に、予想外の生産地の陶磁器が沈んでいたりする様子から、かつては海が世界のインフラの中心だったことがわかります。
そのほか、淡水湖の底の水中遺跡も紹介。
大昔の人々の暮らしと文化を写真とわかりやすく詳細なイラストで解説します。
美しく、かつ貴重な多数の水中写真により「水の中の世界史」の真実に迫る1冊です。
著者
小野 林太郎(編著)
上智大学院地域研究専攻より博士号(地域研究)取得。
日本学術振興会特別研究員、日本学術振興会海外特別研究員、
東海大学海洋学部准教授等を経て、現職。
主な著書に『海域世界の地域研究:海民と漁撈の民族考古学』(京都大学学術出版会)、
『Prehistoric Marine Resource Use in the Indo-Pacific Regions』共編著(ANU E Press)、
『環境と資源利用の人類学―西太平洋島嶼の生活と文化―』共著(明石書店)、
『オセアニア:海の人類大移動』共著(昭和堂)、
『地域の多様性と考古学:東南アジアとその周辺』共著(雄山閣)など。
木村 淳(編著)
フリンダース大学大学院博士課程修了。博士(Doctor of Philosophy)。
マードック大学アジア研究所研究員、シカゴ・フィールド自然史博物館研究員を経て、
東海大学海洋学部海洋文明学科特任講師。
著書に『海洋考古学入門』(東海大学出版部)など。
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発行:グラフィック社
B5判 240ページ
定価 2,500円+税
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