ウミウシってどんな生き物なの?
カラフルな色や模様を持つウミウシは、巻き貝の仲間。1㎜以下の種もいれば、中には50㎝を超える種もいるのだとか……極地から熱帯、潮間帯から深海まで、さまざまな海域に生息しており、世界では6000種、日本近海では1400種以上が確認されているのです。ウミウシは何を食べているの? どうやって敵から身を守って生活しているの? 今回のウミウシ教室では、ウミウシの生態や生活史をたっぷり解説していただきました
講師はウミウシLOVE♡な中野理枝先生
DIVERのウミウシ特集などでもたびたびご登壇いただいている中野理枝先生。
20年ほど前からの付き合いで、近著の写真集でもコラボをしている水中写真家・鍵井靖章さんが撮影した写真を交えながら「この瞬間見たことがある人?どこで見ましたか?」と参加型の授業で75分間、ウミウシの生態を語っていただきました。限られた時間でたくさん吸収しようとみなさん真剣に聞いているのが印象的でした。
最後の質問コーナーでは、ウミウシの卵塊・赤ちゃんについての質問が。バラの花のように美しく産卵されるたまごは、ほとんどが左巻きだそう。見つけたらじっくり観察してみたいところですね。赤ちゃんは何千と生まれますが、人間の目に見えるような大きさまで成長できる子はほんのわずかだそうです。自然界はやはり厳しいですね……
オススメの最新ウミウシ図鑑&写真集
5月に発売された中野先生の近著を会場で特別販売しました。
「フィールド図鑑 日本のウミウシ」
日本近海で見られるウミウシ340種が載っているオールカラーの図鑑。識別に役立つ生態写真やウミウシが生きる環境など、中野先生によるわかりやすい解説付きです。「このウミウシの名前ってなんだろう?」と思ったらぜひ読みたい一冊です。
「Sunday Morning ウミウシのいる休日」
水中写真家・鍵井靖章さんと中野理枝先生によるコラボ写真集。美しく鮮やかなウミウシを堪能できる一冊です。
撮影地は以下のマップのとおり。なかでもフィリピン、インドネシア、パプアニューギニアのコーラルトライアングルと呼ばれるエリアは魚類や、サンゴをはじめとした無脊椎動物など、ウミウシに限らず多種多様な生き物が見られます。中野先生のオススメは八丈島。沖縄以南で見られるトロピカルなウミウシだけではなく、ハワイや小笠原でしか見られないと言われていたウミウシがいたり、時には日本の本州域のウミウシが見られたりと、いつ行っても新たな発見があるのだとか。どんなウミウシが見られるのか、写真集を要チェックです!
DIVERもウミウシグッズを出張販売
DIVERの通販サイト【DIVER’S STORE】で好評のウミウシグッズも会場で販売しました。
当日人気だった各種マグネットのほか、大きなクッションや耐水シール、図鑑なども取り扱っています。
下記サイトからお求めいただけます。
お土産にウミウシスイーツを用意
よーく見てください。わかりますか?
すべて別のウミウシがモチーフになっているのです! その数なんと40種類!!
編集部にこの写真が届くと、「かわいい~!」と大盛り上がり。当日みなさんにお見せするのが楽しみでした。食べるのがもったいない! と会場のみなさんも大事そうにお持ち帰り。
ウミウシ旅はダイブナビにお任せください
海外のダイビング旅行を幅広く扱っているのがダイブナビ(STW)です。
教室の最後に、マクロが大好き!というスタッフの金床さんが海外のオススメ&レアウミウシをご紹介しました。
数多くのダイビング旅行を販売してきたダイブナビは、現地サービスやガイドとのやりとりも濃厚です。
ウミウシ旅の行き先が気になるかたは、お気軽にお問い合わせください。
ご参加ありがとうございました!
学生やノンダイバーのかたなど、たくさんのウミウシLOVE♡な皆さまにお集まりいただきました。中野先生、文一総合出版さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
「旅の教室」では、各方面のプロを先生にお招きして、定期的に楽しく、海外旅行に役立つ教室を開講しています。ご旅行先をこれから検討されているかたも、ご旅行から帰国されたかたも、楽しんでいただける企画です。DIVERとのコラボ企画では、これまでにモデル・Kellyさんによるニューカレドニア教室、青木優和先生(東北大学大学院農学研究科准教授)によるワレカラ教室を開講してきました。今後の情報もお見逃しなく!
旅の教室についてはコチラから