2015年12月15日
『第3回グッドライフアワード』環境大臣賞 最優秀賞(1件)、
同優秀賞(3件)、同グッドライフ特別賞(6件)の受賞者の皆さん
12月11日(金)、東京ビッグサイトにて、環境省が主催する「第3回グッドライフアワードシンポジウム&表彰式」が開催された。
「グッドライフアワード」とは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取り組みを募集し紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していくプロジェクト。
第3回目となる今回は、過去最多155件の応募があり、最終選考に残った10件の取り組みに対して、国民投票を実施。その投票結果を踏まえ発表された、環境大臣賞最優秀賞には見事、<チーム美らサンゴ>が選ばれた。
>>最優秀賞候補に残った10件はこちら
https://ssl.goodlifeaward.jp/vote/
表彰式で、賞状を受け取る<チーム美らサンゴ>事務局長 ANA 須藤 誠氏
<チーム美らサンゴ>とは、2004年から、沖縄県内外の企業が集まって結成された「サンゴ再生プロジェクト」。月刊ダイバーも参加企業として名を連ねており、ダイビング業界からはその他にもPADIやmic21が参加し、活動を行っている。
地元関係者(恩納村漁業協同組合、及びANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート)の協力や、環境省・沖縄県などの行政の後援を得ながら、沖縄本島恩納村海域でサンゴを植え付け育て、サンゴ礁生体系が再生するよう支援。
植え付けは、公募によるボランティア参加の一般ダイバーによって行われていて、月刊ダイバーでもおなじみの吉澤ひとみさんや矢島舞美さん(℃-ute)、モーニング娘。’15のメンバーなども積極的に参加し、活動を続けている。
実際の「サンゴの植え付け・苗作り」活動以外にも、さまざまなイベントやフォトコンテストなどで、啓発活動にも取り組んできた。 活動を通じ、「美ら海を大切にする心」を多くの人々に広げていきたい、という想いで地道に続けてきた活動が、多くの人に認められた結果となった。
>>里山・里海イベントでの啓発活動の模様はこちら
>>コーラルフォトコンテスト2015の結果発表はこちら
https://www.tyurasango.com/photo/
表彰状と楯を手に喜ぶスタッフ。左からチーム美らサンゴ参加企業 住友化学の青木卓也さん、
チーム美らサンゴ事務局 ANAの須藤 誠氏、チーム美らサンゴ事務局 ANAの石橋順子さん
シンポジウムでは、<チーム美らサンゴ>の体制や、サンゴ死滅の原因とサンゴ再生のための活動内容、実績などを紹介。
<チーム美らサンゴ>事務局長の須藤氏は、「人と人、人と地域のつながりを大切にしながら、次世代に美しい海をつないでいくこと、そしてより一層、地域との連携を深め、地域振興にも寄与していきたい」と今後の展望を意欲的に語った。
2016年度のサンゴ植え付け活動の日程は、公式webサイトで発表される予定。
>>チーム美らサンゴ公式webサイトはこちら