イエラの森のカの木

カの木はコスラエ固有種の樹木です。
「ちから」ではなく「か」と呼びます。

カの木の特徴は、
空に向かって真っすぐに伸びる幹と
人を包み込めるほど立派な板根です。

その昔、コスラエの人々は
このカの木でカヌーを作っていました。

カの木の種

 

1本のカの木から約1,000個の種ができます。
この中から芽が出るのが50本から100本。
さらにその中から成木になることができるのは
わずか1, 2本です。

カの木の新芽

 

洪水で流されたり、風雨で倒れたり、
自然界の厳しさに耐えた木だけが
立派なカの木になることができます。

 

洪水中のイエラの森

「コスラエ固有種」という言い方は
厳密に言うと正しくなく、
正確には「ミクロネシア固有種」です。

コスラエでは「イエラの森」で
世界で唯一カの木を保護しているため、
「コスラエ固有種」という言い方をしています。

イエラの森は道路が繋がっていないため、
満潮のタイミングに合わせてボートで
往復するしか移動手段がない秘境の森です。

イエラの森で森林浴をしてみたい方、
コスラエ太郎までご相談くださいね。

イエラの森に関しては
第19話で詳しく紹介していますので
是非そちらもご覧になってください。

カット・ファ・オーシュン！（またね！）

 

コラムニスト

コスラエ太郎さん

コスラエ州政府観光局のお手伝いをする傍ら、旅行者が来るとダイブガイド、ツアーガイドに変身します！コスラエのホテル、ダイビング、 各種ツアーの手配も行っています。コスラエの観光業で働く唯一の日本人です。コスラエについてお気軽に日本語でお問い合わせください。

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