こちらが、東京会場となった品川のインターシティーホール。
注目の製品や、新製品、最新の器材情報を求めて、多くのダイビング業界関係者が来場し、会場はにぎわいを見せていました。
1日ではまわりきれないほどの器材があったのですが、その中で2016年に注目したい器材をできるだけたくさん紹介したいと思います!
もくじ
・ウェットスーツ&ドライスーツ<ますますスタイリッシュで機能的に!>
・カメラ関連器材<進化が止まらない!注目のレンズが続々登場>
・水中ライト&ストロボ<水中で光を操るために…海に必携!>
・ダイブコンピュータ<見やすさと機能性がアップ!会場の注目度NO.1?>
・フィン&マスク<カラフルで楽しい!あなたの目と足にぴったりなのは?>
・BC<ウェイト一体型が人気?身体とのフィット感が重要なポイントに!>
・その他<最先端器材からおもしろグッズまで…会場で気になった製品>
ますますスタイリッシュで機能的に!ウェット&ドライスーツ
年々、デザイン性がアップしておしゃれになってきているダイビングスーツ。牽引しているのは、World Dive、mobby’s、cocoloa(GULL)。会場でもそのデザイン性に目を奪われてしまいました!
「ダイビングってかっこいい!」「ダイバーってスタイリッシュ!」
世間一般的にそれが当たり前の時代がやってくる日も近いかも・・・!という期待が膨らむ、注目のスーツたちを紹介します☆
カラフルで斬新なデザインに釘付け!組み合わせのコモノもGOOD
左が<MAGIC>、右が<SHE’S PIXY>
女性用ウェットスーツ<SHE’S PIXY>シリーズの新デザインは小花柄がポイント。ブルーを基調にイエローがアクセントになって、主張し過ぎないおしゃれ感がいい♡もちろん、カラーリングは自分でチョイスすることができます。
男性用ウェットスーツ<MAGIC>シリーズの新デザインは、筆で書いたようなボーダー部分がポイント。冒険心溢れるカラーリングで攻めのファッションを楽しめそう!海でも目立つこと間違いナシですね。
昨年大人気となった<BEANIE>
そして昨年発売し、売り切れ続出となったダイブキャップ<BEANIE>もお揃いのカラーリングでコーディネートすれば、完璧。昨年は女性用のみの発売でしたが、男性からのリクエストも多く、今年は男性用も登場しました!髪を日焼けから守り、水中で髪を抑えてくれて、陸上で被っていてもフードと違っておしゃれに見える画期的な製品は、今年も人気を集めそうです。
また、新発売のウェイトベルトは、腰のラインに合うようにV字になっていてフィット感抜群。
ウェットスーツからコモノまでmobby’sで揃えて、おしゃれに、そして快適にダイビングを楽しめそうです♪
>>詳細はmobby’sの公式webサイトへ
海で注目の的に!大人かわいい♡キティちゃんのウェットスーツ
ハーフフードボレロを組み合わせたパターン。右に少し見えているのがドライスーツです
昨年のBIZ SHOWで会場の注目度NO.1だったWorld DiveのHELLO KITTYのドライスーツ。その後、ウェットスーツが登場したのは聞いていたものの、実際に見たのは初めて!
やっぱり目立っていたけれど、ドライスーツよりもより大人っぽくて、個人的にはウェットスーツの方が好みでした!黒と白をベースに、キティちゃんの特徴であるリボンが胸元と背中、脇の下から足首までライン上にあしらわれているのですが、ドライスーツの時ほど主張しすぎないのがいい。
ポイントにスワロフスキーのクリスタルを使用したリボンが全部で6個ついていて、ときめき感もアップ♡
「キティちゃんがとにかく大好き!」ではない人も欲しくなってしまう“大人かわいさ”はオンリーワン。
ときめき感を抑えれば(クリスタル・リボンを1個)、値段も抑えられます(笑)。さらに、ハーフフードボレロやフードベストなど、ワンピーススーツと組み合わせてコーディネートできるのも嬉しいですね♪
もちろん、保温性や肌触り、着脱のしやすさなどworld diveの特長を生かした作りなので、スーツとしての機能性もお墨付きです!
スワロフスキーリボンがキラキラ〜☆
>>ハローキティのウェットスーツの詳細はこちら
やさしい色合いとデザインが女性らしさを演出!あらゆるシーンに使えるスーツ
きれいなパステルカラーが女性らしさを演出
女子向けのおしゃれブランドとしてすっかり確立されたcocoloa。私もラッシュガードやラッシュパンツなどcocoloaのものを愛用していて、毎年必ず新作をチェックしています。
そのcocoloaからダイビングシーンに限らずSUPやボディボードなど、マリンスポーツにぴったりのウェットスーツが出ているのですが、今シーズンのデザインもまたオシャレ。パステルカラーにさりげないデザインの柄が、主張し過ぎない個性を演出しています。そもそも、ダイビングだけではなく、SUPやボディボードもやっちゃう女子っていうのがなんともリア充感溢れてて羨ましい!笑
すごくかわいいのですが、これ体型がめっちゃ気になりますよね?私は着られない~。笑
こうして、黒とかに逃げるからなかなかおしゃれになれないんですよね。でも、ステキ女子にはぜひ着て欲しいスーツです!
腕の部分の柄です。ラッシュガードも同じ柄のデザインで出ていました〜
>>cocoloaのオフィシャルwebサイトはこちら
耐久性・機能面にデザイン性がプラス!アグレッシブなダイバーのためのドライスーツ
<ダークカモフラージュ柄>がおしゃれ★左がドライスーツです
world diveの新ドライスーツは、さまざまな素材を組み合わせ、シーズン問わずダイビングを楽しむアクティブなダイバーのために作られたスーツ。
まず、見た目がかっこいい!流れるようなカーブラインとハイウエストなデザインがスタイルを良く見せてくれそうだし、胸の部分とウエストから縦に流れるラインがプリント柄なのもオシャレ。ドライスーツって、どう頑張ってもなかなかかっこよくキマらないな~と思っていたけど、これならキマリそう!
ダークカモフラージュのレッドです
プリント柄は自分で選ぶことができるのですが、オススメは新たなカラーがラインアップされた<ダークカモフラージュ柄>。実は私、逆に安っぽくなりそう…と、柄を入れることに抵抗があったのですが、この<ダークカモフラージュ柄>は遊び心と、色合いに高級感があって個人的に超お気に入り。 メインの素材に水キレが良く耐久性の高いソフトラジアルを使用、腕とサイドには伸縮に優れ発色の美しいグロッシーファイバー、裏素材には超撥水加工を施した起毛保温素材で暖かさをキープ、と耐久性・機能面ともに優れている感じ。着る機会の多いアクティブなダイバーこそ、快適に長く使いたいもの。そんな願いを叶えてくれるドライスーツですね!
>>worlddiveの公式webサイトはこちら
ドライスーツ史上、最高の運動性!冬のダイビングもストレスフリー
プロダイバーからも支持を集める大人気モデルです
SUN FUNのハイブリッドドライスーツは、ジャージ素材が練りこんであるリードスキン素材を使用することで、スーツを縫製することが可能に。それによって、運動性を追求した設計が可能となり、まるでウェットのように動きやすいドライスーツに!ドライスーツを着ると動きにくくて窮屈なのが嫌…という人もいるので、「ウェットのように動きやすい」というのは嬉しいですね!またやわらかい素材であることも動きやすさに貢献している大きなポイント。実際、触ってみると確かにやわらかくて、触り心地が気持ちいい!これは他にはない素材だな~と思ったら、なんとこのドライスーツのために素材から開発したとのこと。裏素材は裏起毛で暖かさを追求。ポイントで入れる柄は、数種類の中から好きなデザインを選べるので、快適さだけではなくオシャレゴコロも追求できますね♪
>>SUN FUNの公式webサイトはこちら
進化が止まらない!注目のレンズが続々登場。カメラ関連器材
一昔前を思い出すと、今のカメラやレンズはものすごいスピードで進化したと思います。もうこれ以上進化できないんじゃない?って思っていました。でも、それは大きな間違いでした!
限界は人が作り、その限界を超えるのもまた人なんだなって。ちょっと大げさだけど、そんな風に感じた注目のレンズと、カメラやレンズを生かす周辺器材を紹介します!
マシンから設計!水中専用のワイドコンバージョンレンズ
別売りの防水レンズポートを使えば水中での超広角撮影も可能に!
Fish eyeから発売される<NA ワイドコンバージョンレンズ<WWL-1>は、コンデジだけではなくフルサイズのミラーレスにも対応した、水中で取り外しのできるレンズ。開発者であるエドワード氏が学校に通いレンズの勉強をし、マシンまで買って設計したというこだわりの逸品。四隅が流れないのが特徴(写真参考)。
四隅に注目してください!全然画像が流れていないですよね?
私もワイコン持っているのですが、四隅がボヤけたようになっちゃうのは仕方ないと思っていました!それが、こんなに見事に解消されるレンズが現われるとは・・・!さらに、専用のアダプタも開発し、簡単に素早く着脱できるのもいい。水中で一眼レフを使うつもりがまったくない私にとっては、このワイコン、とっても魅力的です~。
>>NA ワイドコンバージョンレンズ WWL-1の詳細はこちら
10年に一度の傑作品!?今までの常識を覆す奇跡のレンズ
実際にこのレンズを装着して撮影した動画を見せてもらったのですが、すごい迫力に興奮でした!
コンパクトでお手ごろ、迫力のある動画が撮れることもあって人気のGoProですが、水中に持っていくと水の屈折率の影響で画角が狭くなってしまい、陸上ほど迫力ある映像が撮れませんでした…それを解消してくれるのが、INONから出た水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ<UFL-G140 SD>。
これをつければ、陸上の151℃に近い140℃まで画角が広がります!さらにすごいのがこのレンズの制作秘話。レンズの設計は通常その専門家に頼むのですが、その専門家にも「無理」と言わせたもの。通常ワイコンは狭いものを広く見せるもので、もともと広いものをもっと広くするというのは常識ではありえないこと。社内でも「絶対無理でしょ」と言われ、冷たい視線を浴びながら(ちょい盛りすみません)、担当者が研究と努力を重ね、この製品を完成させてしまったのだそう!まるで某ドラマ「下○ロケット」みたいじゃないですか!情熱と努力が生んだ10年に一度の傑作レンズ、試してみたいです。
レンズアダプタは4,000円位を予定
さらに嬉しいのがレンズと本体に取り付けるためのレンズアダプタが安くなったこと。それなら、この傑作レンズにも手が出しやすいですね。フィッシュアイの他にもう一つ、水中での接写を可能にしたワイドクローズアップレンズ<UCL-G165 SD>も発売しています!
>>動画も要チェック!UFL-G140 SDの詳細はこちら
世界最高の明るさ!8mmのFish eyeレンズ
別売りの防水レンズポートを使えば水中での超広角撮影も可能に!
Olympusから発売中の<M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO>は、世界初の大口径F1.8フィッシュアイレンズ。開放絞りF1.8の明るさと最短撮影距離12cm(レンズ先端から約2.5cm)を生かし、背景を美しくぼかすマクロ撮影や、フィッシュアイレンズならではの広角の描写力も抜群!世界最高の明るさと、広くも近くも撮れてしまうまうレンズは、水中撮影の幅をぐんと広げてくれそうです!
カメラマンやガイドの視線が熱い!カーボン伸縮アーム
カーボン伸縮アームにフロートをつけた状態で、かわいいスタッフさんに持ってもらいました!
1月にINONから発売されたばかりの<カーボン伸縮アーム>は、月刊ダイバーでもおなじみの水中写真家・峯水亮さんに実際に1年間使ってもらい、性能を高めた自信作。撮影のライティングに必要不可欠なアームも結構な荷物になるし、大掛かりになればなるほど機材が大型化して頭を悩ませていた人もこのアームがすべて解決してくれます!
アームの長さを自在に変えられる伸縮機能搭載で、アームの素材にはカーボンパイプを使用。これが軽くて超頑丈!!実際に持たせてもらったのですが、予想していたよりはるかに軽くてびっくりしました。2ヶ所のロックダイアルで長さを簡単に調節できて、すごくコンパクトになっちゃいます。あとGoProの水中撮影にもおすすめ。GoProでの撮影時に使っていた伸縮アーム(もしかして陸用?)が使いにくいし、伸縮部分が塩噛みするし「なんとかならないのか?」と思っていたのですが、まさにこれがピッタリ!分解して洗えるし、耐久性もあって軽い!S,M,Lと長さが3種類あるので、用途に合わせて選ぶこともできます。また、専用のフロートオプションも出ていて、カメラの水中重量を軽減することができるので、安定して撮影に集中できそうです。
>>カーボン伸縮アームの詳細はこちら
アクセサリ追加で浅瀬でも見やすくなった!拡大鏡“スクリーンマグニファイヤー“
マグニファイヤー専用のフードで明るくてもちゃんと見えます!
昨年、登場した水中専用の拡大鏡“スクリーンマグニファイヤー”。ダイブコンピュータでも「見やすさ」がウケているように、「欲しかった!」という熱い声が多数出ていましたが、今シーズンは新たなアクセサリが追加になり、それによってより見やすくなりました!担当者の方曰「これで完成です」とのこと。笑
そのアクセサリというのが、スクリーンマグニファイヤー専用フード。このフードを取り付れば、日射しの強いときや光が多い浅瀬でも反射を防ぎ、視認性が格段とアップしますね!
マグニファイヤーを使うと、大きさにこんなに差が!
(ピントが拡大していない方に合って、大きい方がボケちゃってますが、実際はちゃんと見えます)
>>スクリーンマグニファイヤー専用フードの詳細はこちら
水中で光を操るために…海で欠かせない水中ライト&ストロボ
生きもの探しや洞窟でのダイビングの時、また近年ブームのライトトラップダイビングなどのニュースタイルダイビングを楽しむ時、また写真撮影にも…ありとあらゆるダイビングシーンで大きな役割を果たす水中ライト。そして、一瞬のチャンスを逃さず、美しい写真を撮影するためには必須のストロボ。どちらも水中という光が遮られる環境下において、重要な器材。自分のとっておきの光を見つけてください!
水中ライト初となる「高色彩LED」を搭載、最高の色再現性!
実際に手を照らして比べると、その差は明らか!ということで写真を撮ってみたのですが、写真だと同じに見えてしまうトラップ。
ということで、説明がないと「なんで手を照らしているの?という」よくわからない写真になってしまいました(汗
昨年発売になった、RG BLUEの<SYSTEM02 プレミアムカラー>は、光量よりも光の再現性を重視。超高演色性Ra95に水中に適したチューニングを加えた「高色彩LED」を搭載し、LEDでは今まで出せなかった色が出せるように。実際に手を照らしてもらうと、今までのSYSTEM02の白い光に対して、プレミアムカラーは暖かみのあるオレンジっぽい光。
これが“プレミアムカラー”という製品名の所以。透明度の悪い時には特に威力を発揮するそう。肉眼で生きものたちの真の姿(色)を見ることができるというのはすごいことですよね!また、RG BLUEの特長のひとつ、アクセサリー拡張性によってさまざまなライティングやセッティングが可能なので、撮影シーンにも大活躍です!
>>SYSTEM02 プレミアムカラーの詳細はこちら
すべてが詰まった究極のストロボが、さらに進化!
左がうみまーるバージョン、右は通常バージョン
パワーとスピード、クオリティに定評のあるSEA&SEAの<YS-D2>。私は、「ストロボ欲しい…」と思いつつ買えずにいますが、SEA&SEAのハウジングを使用していることもあり、「買うならこれ!」と思っていました。水中ライトを撮影時に使うこともできるけれど、やはり本格的に撮影するならストロボがいいですよね!新しくなった<YS-D2>は、照光式操作パネルを搭載。操作部分が、モードスイッチを変えるたびに色が変わり、色で識別することができます。ナイトダイビングの撮影時にも間違いなく役立ちますね。そして、うみまーるバージョンにはかわいいミナミハコフグのイラストが♡ストロボにこのかわいさ…ちょっと嬉しいですよね♪
以前のうみまーるバージョンでは、下地が水色でしたが、今回は黒なので誰でも抵抗なく持てそうです♪
照光式操作パネルは、アクアブルー(DS-TTLモード時)、ブルー(スレーブTTLモード時)、
オレンジ(プリ発光あり対応マニュアルモード時)、グリーン(プリ発光なし対応マニュアルモード時)と、4色に変化
>>YS-D2の詳細はこちら
会場の注目度NO.1!見やすさと機能性UPのダイブコンピュータ
昨年は、ソーラータイプのダイブコンピュータが登場し話題になりました。今シーズンは、「見やすさ」を追求したデザインやあらゆるダイビングシーンを想定した機能が搭載されるなど、ダイビング業界の傾向を表すようなニーズに応えるものが多く見られたように思います。
来場していたインストラクターやガイドの皆さんに「会場ではどんな器材が気になりましたか?」と伺ったところ、「ダイブコンピュータ」と答える人が多かったのが印象的でした。そんな会場でも注目を集めたダイブコンピュータ、みなさんが気になるものはどれですか?
スマホとデータがリンク!ログが簡単に付けられる
3月下旬発売予定!カラーは写真左のブラック(BK)、右のホワイトブルー(WBL)の他に、ブラックピンク(BKP)とホワイトピンクゴールド(WPG)があります
昨年、ソーラー充電機能で注目を集めたTUSAのDC Solarシリーズに新たな製品が登場。<DC Solar LINK>は、画面が一回り大きくなり視認性がアップ。去年よりもデザインがさらに洗練されて高級感があります!普段つけていてもオシャレだし、機能性を含めて、個人的には会場で一番欲しい!と思った製品でした。
フリーダイビングモードや、4つの異なる酸素濃度のナイトロックスガス対応で本格的な加速減圧が可能となり、幅広いダイビングシーンで使えるように。そして、すごく便利!と思ったのが、スマホにログデータが転送できて、ログブックを無料の専用アプリで見られるところ!それが、<LINK>という名前の由来なんですね。ログ付けで面倒だな~と感じていた、エントリー&エグジット時間、潜水時間、水温、平均&最大水深などの書き写し。それを、ダイブコンピュータとスマホがリンクしてやってくれるなんて!最高ですよね?
スマホアプリ(無料)にデータが自動的に入る!ログには、バディサインのスペースもあります♪
右側に並んでいるのが、WPGとWPB
>>最新情報はTUSAの公式webサイトへ
グッドデザイン賞を受賞したデザインはそのままに、中身が進化!
チタン製はお値段が少し張りますが、シンプルで飽きのこないデザインで、長く付き合える相棒になります!
ソーラータイプの中でも2014年にグッドデザイン賞を受賞するなど、その“カッコよさ”がプロにも支持されているBismの<DIVE DEMO SOLIS TITANIUM>。そのデザイン性や操作性はそのままに、4ガスチェンジ対応、フリーダイビングモード、ゲージモードなど新機能が搭載され、さまざまなダイビングシーンに対応できるように。チタンボディの強度と軽さも魅力的です。 私はかなり昔のBismのダイブコンピュータを使っているのですが、当たり前だけど「同じ値段でも全然違う」(笑)
元々、プロっぽいカッコよさが気に入っていたけれど、今のほうが100倍洗練されてよりプロっぽいし、高級感があります!これなら、ビジネスシーンにもつけていられますよね。それにソーラー充電式だからバッテリーの心配ももちろんなし。ちなみに私のダイコンはバッテリー切れ…。もう、羨ましい限りです(笑)
>>DIVE DEMO SOLIS TITANIUMの詳細は最新カタログへ
「見えない」と言わせない!とにかく見やすいダイブコンピュータ
大きさ伝わりますか…?
多機能でありながら小型化という時代に逆らう大きなダイブコンピュータ、SUUNTOの<EON STEEL>。まるでミニコンピュータを腕に付けるような感じ。ものすごい機能がいっぱい詰まっているに違いない!と担当者の方に特徴を聞いてみると、「多彩な機能はもちろんあるけど、一番は見やすさです」ときっぱり。
幸運なことにまだ「新聞が見にくい」とか「スマホの画面が見にくい」ということがないので、まったく想像ができていなかったのですが、考えてみたらダイビングは年齢関係なく楽しめるスポーツ。私もいずれ直面するであろう“老眼”で「ダイブコンピュータが見えないんだよ」というダイバーは多いのかも。そういえば、「最近のダイコンは小さくて見えにくい」という理由で、昔の大きなダイブコンピュータを未だに使っているダイバーさんに会ったこともあります。
昨年発売になったことの製品は、「とにかく見やすい!」と買い求める人が多いそう。表示の配置が自分好みに変えられるのも「見やすさ」を追求した上の機能。こちらはソーラータイプではないのですが、USBで充電できるタイプ。充電時間が短いので、朝充電でも間に合うのが嬉しいですね!「見やすさ」が最重要項目のダイバーにはぴったりです☆
>>SUUNTO EON STEELの詳細はこちら
水中で必要な情報を瞬時に確認!安全性を重視したスマートダイコン
シンプルなのが一番わかりやすかったりします
maresの<SMART/スマート>がこだわったのは、やはり「見やすさ」。クリアでエッジのきいた表示とその配置と配列は、水中でダイバーが必要な重要情報を一目で確認できるように開発されたもの。コンパクトでありながら、重要な情報にセグメントすることで、見やすさとわかりやすさを実現しているんですね。コンパクトなのに、確かに見やすくて、その名前の通りスマートさを感じるダイコンでした。また、「ディープストップ機能」は、浮上速度が毎分何メートルなのかスピードを随時表示しており、急浮上の予防に役立ちます。2つのボタンで直感的に操作できるようプログラム設定されている点もスマート!エアー、ナイトロックス、ゲージ、フリーダイビングの4モードに切り替えも可能になり、他社製品同様、幅広いダイビングシーンに対応できるようになっています!
>>スマートの詳細はこちら
カラフルで楽しい!あなたの目と足にぴったりなものは?
軽器材というカテゴライズからなのか、私は結構安易に考えていて、デザイン重視でよく分からないまま購入してしまったフィンとマスク。幸運なことに私の場合は購入した器材が合っていたので問題なかったですが、自分の器材が使えずレンタルした時に初めて、合わないものを使うと一番ストレスを感じやすいということに気付きました。相性が重要なんだなって。軽器材だからって軽視していた安易な自分が恥ずかしい!
マスクは顔の形や大きさ、フィンは脚力や用途によっても変わってくるので、一概に「これがいい!」とは言えません。ぜひ、各社の特徴から自分に合うマスクとフィンを見つけてくださいね!
POPでユニークなデザインが楽しさを誘う!ジャパンオリジナルデザインマスク
7バリエーションあります! 2016年春に発売予定
AQUA LUNGからこの春発売予定のニューマスク<ヴァリオ マスク>。POPなカラーリングとデザインが元気なイメージを演出していて、見ているだけで楽しい気分になれる上、クマノミやサメなどのグラフィックデザイン入りレンズをセットすることができます。レンズにデザインが入っていると、視界に入って邪魔にならないのかな?なんて心配になったのですが、素人の考えでした。きちんと邪魔にならない位置に入っているそうです。レンズにまでワンポイント、そういう遊び心、嫌いじゃないです♡
クマノミとサメのグラフィックデザイン入りレンズを無料でセットできます
また、スカート部分を柔らかくし、日本人に合うように型から作り直した日本人向けのオリジナルデザインというのがポイント高い!マスクは、顔の形に合わないと水が入ってきたり、結構ストレスになるんですよね。私は顔が大きめなのか(?)どうしても合わないマスクがあって、それは必ず水が入ってきてしまい、大変な思いをしたことがあります。そういう意味でも、「日本人専用」というのはかなりの安心感。ヴァリオにはフィンもあるので、マスクのカラーリングにあわせてコーディネートすれば完璧ですね♪
ヴァリオフィンも合わせてカラフル♪なんか楽しくなる感じ、わかりますか?
>>ヴァリオマスクの詳細はこちら
顔にベストフィット!広い視界とソフトな顔あたりのマスク
7バリエーションあります! 2016年春に発売予定
maresの<X-VU LIQUID SKIN SUNRISE>は、アジア人の顔にフィットする「サンライズ・ラバースカート」を開発し、maresの新技術「リキッドスキンテクノロジー」とコラボさせた最新のマスク。顔にベストフィットする感覚と顔に跡が残らないソフト感は、一度装着すると病みつきに!?実際に触ってみると、スカート部分に優しさを感じるほど心地いいんです。最近、大人になり過ぎたのか(年を重ねたんです)、跡がつくとなかなか消えないんですよ(枕のシワの跡とかね…)。だから、このソフトな感じはすごく嬉しい!ダイビングを終えてエキジットしたあとって、気にしなくちゃいけないことがたくさんあるじゃないですか。髪はぼさぼさだし、鼻水出ているかもだし、顔もぐちゃぐちゃだし…それに加えてマスクの跡なんかついていると、もう~ガッカリ。でも、これならその心配もないですよね!また、安全にダイビングを楽しむことに全力を注ぐガイドさんたちが声を揃えて「マスクは視界が広いのがいい」と言っていたのですが、このマスクの特長がまさにその“視界の広さ”なんです。安全に楽しく、そして美しく!ダイビングを楽しめるマスクですね♪
>>X-VU LIQUID SKIN SUNRISEの詳細はこちら
優れた推進力と美しいデザイン!最先端のシステム搭載の次世代フィン
3月下旬発売予定。かっこいいです!
昨年発売されたTUSAのフィン<SOLLA SF-24>は、私も動画制作に携わったこともあって思い入れが深いのですが(動画はこちらでチェック!)、昨シーズン2色だったカラーが今シーズンは5色とバリエーションが一気に増え、ますます注目~!と、思いきや…もうひとつ気になるフィンを会場で見つけてしまいました!
それは、<HyFlex Vesna>。一瞬、SF-24のカラーバリエーションのひとつかな?と見落としそうになったのですが、放つオーラが違います!実はこの最新のフィンには、第3世代再帰反射材という反射光の輝度がとても高い素材が使われています。ナイトダイブの時には、光を当てると反射して光るそうです★なんだか艶めかしい!さらに”アクティブ・ピボッティング・システム”という東京工業大学と共同研究を行い開発したシステムを採用していて、蹴り心地が軽いのに高い推進力を得られるフィンなのだそう。去年、「SF-24が欲しい!」と叫んでいたのですが、会場でこれを見て「こっちがいい!」とすでに浮気です(笑)。実際の使用感を試してみたいですね!
カラーバリエーションが増えた、<SOLA SF-24>
>>詳細はTUSAの最新カタログをチェック
まるでフルフット感覚!?フィット感と着脱のしやすさを両立。ダイバー定番のフィンが進化!
今までのMEWと比べるとブレードが短めでコンパクト
昨年、発売になった<MEW CYPHER>。GULLのフルフットフィン<MEW>の人気は誰もが知るところですが、CYPHERはストラップタイプで着脱がしやすいというのが大きな利点。加えて、足全体を包み込むブーツポケット設計により、MEWの良い点である足とのフィット感も実現していて、まさにいいトコ取りのフィンです!私も、夏のダイビングではMEWを使っていますが、足にヒレがついたと思えるほどの一体感はフルフットフィンならではですよね。でも、ストラップの方がエントリー&エキジットの時楽なのは確か。それが共存することは無理なのだろうと諦めていましたが…実現してくれたみたいです!
またCYPHERは、通常よりも短いフィン設計になっているので、軽くてコンパクトなんです。私のような伊豆メインでビーチエントリーが多いダイバーにとってはその点も魅力だな、と感じました。カラーバリエーションも豊富なので、自分のスーツに合わせて選びたいですね♪これでは、欲しいフィンが増えてしまう…^^;
>>MEW CYPHERの詳細はこちら
ウェイト一体型が人気?身体とのフィット感が重要なBC
BCで重要なのが身体とのフィット感。身体と一体になるようなフィット感を得られるBCは、水中でバランスが取りやすくダイビングがうまくなったような気分にさせてくれます。
BCが身体にフィットするとこんなに水中で楽なんだ!ということを、最近実感した私。フィット感を嫌がる人もいるようなので、一概には言えませんが、私のようなアドバンスそこそこのダイバーで、特に女性の場合は、フィット感のあるBCの方が水中でとても楽だと思います。また、BCにウェイトが一体になるというのもホールド感が増しそうだし、いつもウェイトもズレてしまう私にとっては、BCとウェイトが一体となって身体にフィットしてくれたら、こんな理想的なことはない!と思うのです。
そこで、そんな機能を兼ね備えた2つのBCをご紹介します!
オーダーメイドのようなフィット感と利便性に優れたBC
基本はシンプルにし、カスタマイズでプロ仕様にもアマチュア仕様にも自由自在に
SCUBA PRO、通称SPROは、ガイドやインストラクターに愛されているイメージから、プロっぽさが製品から溢れ出ていますよね。そのS-PROから夏に発売予定の<HYDROS PRO>は、写真を見て分かる通りシンプルに見える作りながら、プロフェッショナルダイバーはもちろん、一般のダイバーにも使いやすいさまざまな性能が詰まったBCなんです。
水分を吸収しない素材なので、水中では中性浮力を維持しやすく、陸では乾きやすく持ち運びに◯。シンプル設計ゆえのコンパクトにまとまる点も旅行や電車を使うダイバーにはとっても便利!余計な装備はせず、簡単に取り付け・取り外し可能なマウントアクセサリを多数用意することで、それぞれの好みやタイプに合わせたカスタマイズを可能にしています。
その一つがウェイトポケットシステム(写真でも目立つ白い部分)。BCのポケットというより、ウェイトベルトとBCが一体になった感じです。小さめのエアブラダー、短めのインフレータホース、女性の身体に完全にフィットする曲線形のショルダーストラップで、女性にとっても使いやすいBCというのが嬉しい!
ウェイトポケット部分は、オプションでカラーキットを選択可能
>>最新情報はSCUBA PROの公式webサイトへ
斬新なウェイトシステムに目が釘付け!フィット感抜群のBC
全体をぱっと見た感じは、よく見るタイプのBCジャケットですが、実はおもしろいシステムが…
maresの<クァンタム>は長年愛用されてきたベクターBCの改良後継機種。まず驚いたのが、新ウェイトリリースシステム。BCポケットから引き出すタイプのウェイトシステムは、まるで刀を抜くような感じで斬新ですよね?
これが、新ウェイトリリースシステム。
おもしろくて、何回もこれを引き出したり戻したりしてしまいました…笑
BCポケットにウェイトを収納できるようになり、BCのプラス浮力と、ウェイトのマイナス浮力が一緒になることで、水中でのバランスが取りやすくなりました。さらに、バックパックプレートを新たに成型し、フィット感がアップ。シングルタンクはもちろんのこと、別売りの専用部品が必要になるもののダブルタンクでもブレなくフィット感抜群とのこと。
最近少しずつ浸透してきている新しいダイビングスタイルへの配慮も嬉しいですね。
カメラとGoProを同時持ちするのは結構大変なのですが、このアタッチメントキットがあれば、収納しておけるので便利〜!
>>最新情報はmaresの公式webサイトへ
最先端器材におもしろグッズ…その他、会場で気になった製品
その他、会場にはたくさんのおもしろグッズや、月刊ダイバー2月号の表紙にも登場した最新鋭の器材などを見ることができました。なかでも気になったグッズと、そこで聞いたエピソードをご紹介!
“スター・ウォーズっぽさ”は、狙ったものだった!最新リブリーザー
月刊ダイバー2月号を一緒に展示してくれていました♪
呼気を循環させてより長く、人間の気配も消して潜れるリブリーザーのなかでも自動制御システムを搭載した<Explorer>は、安全で手軽に楽しめるということでレジャーダイバーにとって身近な存在となりました。
泡が出ないというのは、より水中に溶け込むことができて、魚にも近づきやすくなれるということ(体験レポートは、月刊ダイバー2月号を参考にしてくださいね!)
登場してから数年経ちますが、毎年改良を重ね、ますます使いやすくなっています。
何より私が気になるのは、その近未来的なデザイン。私の大好きなスター・ウォーズのストームトルーパーみたいなんです!
で、実際聞いてみたらやっぱり!<Explorer>をデザインした方は、スター・ウォーズが好きで、やっぱりストームトルーパーを意識して設計されたそうです!
それを聞いただけで興奮してしまう私…。
Explorer装着時専用のマスクを作って、白のウェットスーツで完璧にストームトルーパーにしたい…など、妄想は広がり盛り上がっちゃいました。笑
<Explorer>は、お試しできるショップなどもじょじょに増えているので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?
海中でも腰を暖かくサポートしてくれる!ウェットでも使えるあったかベルト
上がボタンを押す前、下はボタンを押したあと。
村上商事で取り扱い中の<TLSキドニーベルト>。もともとは、サーファーに使用されていたもの。保温性は落ちますが、ウェットスーツ着用時にも中に忍ばせれば温かく腰をサポートしてくれます!ドライスーツ時も、水没のことなどを考えると、通常のホットカイロはオススメできませんが、これなら安心。
私は小さいタイプ(手のひらより小さいもの)を使っていたのですが、インナーにポケットがついていないとだめだったり、小さいぶん2つ必要だったりと使い勝手がイマイチでした。これなら腰に巻くことができるので、使い勝手もいいし、腰痛持ち(私です^^;)の人にもサポーター代わりになって最高ですね!それに伊豆では、ウェットスーツでも寒いことがあるんですよね〜。ウェット時にも着用したい!と全力で思いました。
>>最新情報はFacebookページでチェック!
スマートフォンをモニター代わりに!次世代ワイヤレス魚群探知機
これが魚群探知機!?と驚いてしまう、
重さわずか100グラム、直径わずか65mmの小型軽量のボディ
村上商事で取り扱いがスタートした新製品、<Deeper ワイヤレススマート魚群探知機>。
今やほとんどの人が持っているスマートフォンとBluetoothで接続し、ワイヤレスでモニター代わりに使用できる次世代のポータブル魚群探知機。
魚群探知機がこんなに小さくて、簡単に使えたらボートダイビングの時など大活躍しそうです!iPhoneやスマートフォンの高精細なカラーディスプレイを使用できるというのも、見やすくていいですよね。
私はなかなか使用する機会はなさそうですが、「こんなの待ってました〜!」って方も多いのでは?と思ったのと、おもしろさで紹介してみました!
>>最新情報はFacebookページでチェック!
おわりに
つらつらと私目線で注目の器材を紹介してみましたが、みなさんが気になる製品はありましたか?
<DIVE BIZ SHOW>は、ダイビング器材も日々進化しているんだな〜!と実感できる場です。その“進化”を皆さんも感じ取っていただけなら幸いです!
そして、楽しく快適にダイビングを続けていくためにも、たまには自分の器材を見直してみたり、マイ器材の購入を考えてみてもいいのではないでしょうか?各メーカーでモニター会なども開催しているので積極的に利用して、自分に合う器材を見つけられるといいですね。
最後に、会場で忙しい中詳しく情熱的に説明してくださった、各メーカーの担当者の皆さま、本当にありがとうございました!