fisheye 水中でのコンバージョンレンズ着脱がさらに快適に
カメラ側とレンズ側にそれぞれ、ねじ込み式で取り付ける
このように簡単に取り外し可能
垂直方向に引っ張ってもなかなか外れないが捻るように回すと簡単に取れる。
マクロ、ワイドコンバージョンレンズの交換はねじ込み式で水中で交換を行う場合落としてしまったり、うまく噛み合わなかったりとスムーズにできない場面があっただろう。
しかし、今回発売されるFIXマグネットアダプターリングM67は強力な磁石を使用することで着脱をワンタッチでできるようになり、水中での交換がより快適におこなえるよう進化した。
磁石ということは、何かの拍子に水中で取れてしまうかもという心配が頭をよぎるだろう。
今回実際に着脱を行った限りでは、飛び込んだ衝撃で外れるようなものでないと感じた。力を入れてひっぱっても取れることはなく、捻るような感覚で力を入れると簡単に外すことができた。
マクロ撮影に最適!水中ライト
FIX MG350SS
上:スヌート使用
下:カラーフィルター使用
FIX MG350SSはスヌート撮影やカラーフィルターを使用したマクロ撮影に使うことができる万能なマクロライト。
最大光量350ルーメン、連続点灯時間が最大光量時に150分、色温度6000~6500Kというスペックである。
照射角も付属のアダプターを使用すると3パターン、10度(スヌートアダプター装着)/15度(アダプターベースのみ装着)/25度(本体のみ)と変更させることも可能なのでより被写体や写真の雰囲気に合わせたチョイスができる。
また、別売りのFIX MGカラーホイールセットをライトに取り付ければ、水中でのカラーフィルターやスヌートへの切り替えが簡単に出来るのも魅力的だ。
一本とは言わず複数本欲しいライトかもしれない。
新製品 WEEFINE WF リングライト3018
内蔵ストロボと光ケーブルを使用したストロボ連動式
WEEFINE WF リングライト1000から光量と機能が強化されたモデルが展示されていた。
このモデルは光ケーブルを接続でき、内蔵フラッシュまたは発光コマンダーに連動してライトを発光させるエレクトロニック・フラッシュ(EF) モードが搭載された。
このモードを使用した時に最大3000ルーメンで発光し、ストロボのような使い方が出来る。
光量が増えたことにより、光ムラや影などが出ずらくなると共に、強い光を照射し近づくと逃げてしまう生物の撮影にも活躍が期待できそうだ。
inon 待望の新型フラッグシップストロボ
このストロボを待ち望んでいたユーザーは多いのではないだろうか。
この度、大人気のZ-240 type4の後継機としてZ-330が新登場した。
左:-4EV減光NDフィルター 中央:フィルターなし 右:色温度4900K変換フィルター
前モデルと比較し
大光量ガイドナンバーが24から33に。
拡散板無しで水中照射角が100°から110°とワイド化を実現。
前モデルから正統な進化を遂げた。
光量がアップした220ルーメンの直線的照射に特化したシャッター連動自動消灯フォーカスライトを搭載し、水中でのピント合わせに重宝するだろう。
さらに今回のモデルは不要な光を遮るストロボカッターも標準装備され、さらに水中撮影の幅を広げてくれそうだ。
人気のウェアラブルカメラに取り付ける豊富なレンズ群
現在、アウトドアユースで人気のウェアラブルカメラ。
ソニーの1インチセンサー搭載の高画質カメラRX0やgoproHEROシリーズ専用に設計された水中専用のワイドコンバージョンレンズもイノンでは取り揃えている。
小型カメラは持ち運びも取り回しもしやすいので旅にとても重宝するカメラだ。
しかし、特徴であるワイドな画角は水中に入れた時狭くなってしまったり、水中でのピンが甘くなってしまう問題などこれらの問題を解消してくれるのがイノンのワイドコンバージョンレンズだ。
上:SONY RX0 ワイドコンバージョンレンズ
下:Go pro HERO5/6 フィッシュアイコンバージョンレンズ
雲台つき水中三脚
雲台にはハンドル。足は交換可能。
その他にも目を引く製品があった。水中三脚である。
この三脚は主にカメラにつけ操作することが想定されて作られている。
定点撮影はもちろん、セルフタイマーモードに設定しておけばシャッターボタンを押す際のブレもなくすことができ、秒数の設定次第では今までできなかったマクロ撮影のライティングも可能になるだろう。
これはストロボなどで使うinonのアームを取り付けて使用する。
三脚の足を取り外すことができるので長さの調整など自分なりのカスタマイズが可能だ。
雲台はパン(左右)とチルト(上下)方向に可動し、陸で使用している三脚と同じような感覚で使うことができるのでとても自由度が高いと感じた。
この製品はまだ発売時期は未定だが、発売が待ち遠しい製品だ。
DIVE BIZ SHOWのカメラ編はこれで終わりです。
このような製品が水中写真のハードル下げてくれると良いですね。
皆さんは気になる製品はありましたか?
文・写真:中田