01 まずは浅瀬で
水中で植物に見えるものはほとんどが生物ですが、見た目はお花のようだったりして、とてもカラフルできれいです。そして水深によって生息する生物たちも変化します。まずは浅瀬から。光が入る浅瀬はとても撮影がしやすく、ストロボなしでもきれいに写ります。
こんな感じで撮影中。お魚のように逃げないので、撮影に集中できます。ミラーレス一眼は軽いね〜。
まずは浅瀬に生えてる海藻です。冬だったので、すごいもじゃもじゃでした。色が明るいので、光を透かしてアートに撮れます。
これも浅瀬でよく見かける葉っぱです(汗)。この子も色が明るいので絵になりますね〜。ウミウシが卵を産んでいたりすると、さらにかわいくなります。
02 大好きなソフトコーラルにアタック!
水中のカラフルさんの代表格、ソフトコーラル。ソフトコーラルだけでご飯3杯はいけちゃいます(笑)。では、いろいろな角度から写していきましょ!
まずは広角レンズを使って全体写真から。まさに海の森ですね。リロアンのソフトコーラルはとてもカラフルなんです。透明度さえよければ、ワイドでも狙いたい被写体です。
次はマクロレンズで同じソフトコーラルを狙ってみました。絞りは開放にして、立体感を付けています。こうやって見るとお花のようできれいだな〜。
マクロレンズで違う色のソフトコーラルをアップで。いろいろな色が混じっていたので、両方の色が入る部分を狙って撮影。ポリプがお花のようでとてもかわいい写真になりました。
03 ヒラヒラふわふわユラユラ~
探してみると、ほんとにたくさんありますね。色も地味なものからカラフルなものまで、特にウミシダは色や模様にバリエーションが豊富で、おもしろいですね。お魚以外の被写体にもぜひ、目を向けて撮影してみましょー!
ウミシダ。普段見かけてもだいたいスルーしてしまう被写体ですよね。でもこの通り。とてもゴージャスな感じに写ります。じっと見て、どこを切り取ると絵になるか考えてから写してみましょう。触っちゃだめよ〜。
これはなんだろ? 海藻かなと思いますが、鳥の羽のようでとてもきれいでした! 陸上にはあまりない色合い。見た目は黒っぽいのでストロボを強く当てて、深い青を明るく出しています。
最後はケヤリムシ。この子はほんとにお花のようできれいで妖艶です。色のバリエーションも多いです。リロアンのケヤリムシは全然引っ込まないので、じっくり撮れました。この子はボカしてハイキーにして陸のお花を撮るイメージで撮影しました。
コラムニスト
むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。スタンスは、今も変わらず「ゆるく楽しく水中写真!」。
>>Official webサイト:muraisachi.com
協力=リロアンマリンビレッジ
(DIVER 2017年5月号掲載)