夏こそマクロ!(笑) むらいさちの「ゆるフォト講座」

のんびりお花畑でくつろぐようなイメージで撮影してみました。 皆さんこんにちは!夏ですよー!日々アイスが止まらないさちです。 さて、今回はがっつりマクロの回にしたいと思います。撮影地は奄美大島。東京からLCC利用でも行ける亜熱帯の島!ほんとはマクロもワイドも楽しい海なのですが、今回はそこからマクロネタを抜粋して、作品に仕上げる過程をお見せしたいと思います。被写体に出会ってから、作品にするまでの過程を大公開です。 普段漠然とガイドさんが指さした被写体を撮影している方!それでは記録写真しか撮れません、まずは 「作品を撮るぞー!」という気持ちからスタートしてみてください。 これからどんどん被写体も増えてきます。今一度マクロ撮影を見直していきましょう。では、ゆるフォトスタートです!

01 ウミウシさん撮影

まずは砂地をてくてく歩いているウミウシさんを撮影してみましょう。ウミウシは動きが遅いのでじっくり撮影するのには向いていると思います。容姿も美しいので被写体として最適ですね。

ウミウシはその特徴を捉えて、どの角度が一番特徴を見せつつ美しく撮れるかを判断しましょう。僕の中で基本は斜め45度。顔の感じと体の両方を見せることができます。

基本のんびり進んでいるので、邪魔しないように先回りをして構図を決めて待ち構えます。正面の触角の部分が美しいのでそこをさらにクローズアップします。

このくらいぐぐっと寄れると、その美しさがより伝わりますよね。目線もぐぐっと下げてみました。

02 海でお花を撮る

いつ出会っても美しいシンデレラウミウシさん。いつもは正面や横から撮ってしまいますが、もっと他の撮り方がないかと考え、二次エラに注目。なんとも美しいその姿を撮影してみました。

まずは見つけた角度から1枚。普通に写してもおもしろくなさそうだと思い、二次エラを写してみようと決めました。

ぐぐっとマクロレンズで最短距離まで寄ってみました。これはこれでいいのですが、触角が見えてしまうとウミウシ感(笑)が出てしまうので、角度を変えてみました。

この方がシンプルになり、お花に見立てている撮影としてはいいのかなと思います。美しく撮れました。

03 バブルコーラルシュリンプちゃん

ポンポンのバブルコーラルの隙間を住みかにしている、バブルコーラルシュリンプちゃん。背景がきれいで、このエビ自体も美しいし、ほとんど動かないので、じっくり撮る被写体としては向いていますね。では、作品にしてみましょう。

まずは寄って1枚。逃げない被写体なので、もうちょっと寄ってみましょう。

さらにググッと寄ってみました。しかし光が弱いので、むらいさち的にはちょっと暗い感じ(笑)。なのでストロボの光量を少し強くしてみました。

はい、そのおかげで明るくなり、さらに透明感も出ましたね。僕の好きな感じの1枚が撮れました。

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。スタンスは、今も変わらず「ゆるく楽しく水中写真!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

(DIVER 2017年8月号掲載)

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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