マリン
ビギナーダイバー。昨年からトレーニングしているが、なかなか上達しない。口は一人前
ジョー
経験本数100本以上の中堅ダイバー。三味線の名手らしい
蝶々夫人
知識豊富なインストラクター。しかし、セレブ一家に育ったため、世間知らずなところがある
水中写真の風雲児
コンデジ&デジイチ
マリン:そろそろ私もデジカメ始めたいな。水中で不思議な生き物を見つけたとするでしょ。で、上がってからガイドさんに聞いても、「ヒレの形は?」「お腹の模様は?」とか、私の記憶が曖昧でわからずじまいになっちゃうのよね。そんなとき、デジカメで撮っていれば、一発で伝えられるじゃない。
蝶々夫人:そうね、今はコンデジだったら8万円もあればカメラもハウジングも買えるし、ログだけじゃなくて、旅の思い出としても残せるからいいと思うわよ。
マ:コ、コンデジ?
ジョー:コンパクトデジタルカメラのことだよ〜。
マ:じゃあ、コンパクトじゃないのは、何?
ジ:デジイチ!
蝶:そう、デジタル一眼レフカメラのことよ。最近は本当にたくさんのダイバーがカメラを持つようになったわね。
マ:でも、昔から水中写真はあったんでしょ。
蝶:もちろん、フィルムカメラで撮ってたわ。でも、水中でフィルム交換ができないから、1ダイブで36枚などの制限があって、今ほど盛んじゃなかったわね。
ジ:やっぱり撮ったその場で画像確認できるデジカメは便利だよな〜。でも、俺はそろそろ記録写真から卒業して、アーティスティックな写真を撮るべく、デジイチデビューをしようかと思ってるんだ。
蝶:まぁ、スゴイわねぇ。入門機種ならカメラ本体も8万円くらいから出てるしね。
で、マクロ? ワイド?
ジ:両方に決まってるじゃん。
蝶:両方!? さらにスゴイわ〜。カメラを2台持つのねぇ。
ジ:えええ? コンデジみたいに1台で両方できるんでしょ。
蝶:えええ? 水中ではズームレンズは使えないし、ましてやレンズ交換はできないから、105mmのレンズを付けたらマクロだけ。15mmのレンズならワイドだけよ。
ジ:そうなの!まずは、ボケ味をいかした魚のドアップなんかのマクロ写真を撮りたいから、それならマクロだなぁ。
蝶:じゃあ、カメラ本体に加えてハウジングでしょ。それとマクロレンズとポートに、ストロボとアームと、記録容量の大きいメディアも要るわね。
ジ:ヒェ〜〜!
マ:それって、一式揃えるとなるといくらくらいかかるの?
蝶:40万円くらいは見ておいたほうがいいと思うわよ。まぁ、中古商品ならもう少し出費は抑えられると思うけど。
ジ:芸術は爆発だ!
マ:ジョーの財布も爆発だ!