2016年1月21日
1月20日(水)夜、JCUEセミナー「知ってるようで知らない電池の話」が、芝浦工業大学体育会スキューバダイビング部主催、NPO法人 JCUE(日本安全潜水教育協会)共催で、東京・田町の芝浦工業大学 田町校舎で開かれた。
日常生活のあらゆる場面に関連している電池。スマートフォンやデジタルカメラなどの日常品に加えて、ダイバーは水中ライトや水中ストロボなどに充電式の電池を使う機会も多いが、その仕組みや正しい使い方は意外なほど知られていない。セミナーでは電池の専門家が、分類や基準などの基本知識から、上手な使い方やリサイクル法までわかりやすく紹介した。
最近の低自己放電タイプの充電式電池では「メモリー効果」は気にしなくてもいいこと、ニッケル水素電池の場合、フル充電の電池と使いかけの電池を混在使用すると過放電となって電池の劣化が早いこと、リチウムイオンバッテリーの場合にはフル充電の状態を維持するような使い方は電池に負担がかかること、などなど、正しい使い方の解説に納得する場面も多かった。
講師は電池の専門家。単三電池や単四電池として販売されている富士通ニッケル水素電池(NiMH電池)の解説はFDK(株)の長井達也さん(写真右)。デジタルカメラなどに使われているリチウムイオン電池(Li-ion電池)の解説は(株)共創の中岩優さん。
セミナー終了後、記念撮影。理系テーマだったためか参加者はほぼ男性だったが、「おもしろかった」という声が会場のあちこちから聞かれた。
>>電池の基本が知りたい方は、一般社団法人 電池工業会
http://www.baj.or.jp
>>NPO法人 JCUE(日本安全潜水教育協会)
https://jcue.net