マンタ&ジンベエ夢のコラボはいつどこで? DIVERカレンダー撮影秘話を公開!

DIVERオリジナルカレンダーは、各方面で活躍中の水中写真家7人の作品を毎月1点ずつ楽しめる作りになっています。あの写真はどこで、どんなふうに撮影されたのか、撮影エピソードを紹介します。 

INDEX

1月 2月  3月  4月  5月  6月
7月  8月  9月  10月 11月  12月
表紙  まとめ

クマノミがファンシーな1枚に

1月 写真=鍵井靖章さん

「ドロップオフの壁沿いに色鮮やかなヤギの仲間を発見。よく観察するとそのむこうにクマノミの姿が見えました。そこでカメラマン魂が発動!(笑)。フィリピンの豊かな環境にも助けられて、海の中を知らない人も、きれいだなと思ってもらえそうな1枚を収めることができました」

撮影地はフィリピンのボホール。と言っても有名なバリカサグではなく、〈ノバビーチリゾート〉に近い海岸線のリーフだそうです。

Yasuaki kagii 兵庫県生まれ。オーストラリア、伊豆、モルディブでダイビングガイドを行うかたわらに水中撮影に励み、1998年帰国、フリーランスフォトグラファーとして独立。世界中の海で撮影活動を続け、各地で写真展を開催、講演会やコラボグッズの製作など精力的に活動。写真集の出版も多数。kagii.jp

微笑ましい母子クジラ

2月 写真=越智隆治さん

「南半球にある島国・トンガのババウ諸島には、毎年8〜9月頃に交尾や出産、子育てのために南氷洋から多くのザトウクジラが北上してきます。この写真は、水面下に止まってまったく動かない母クジラと側でリラックスして泳ぐ子クジラの姿です」

10年以上にトンガに通い撮影活動を続けてきた越智さんならではの愛情が感じられる1枚です。コロナが終息し、また、トンガの海でクジラたちと出会える日が1日も早くきますように。。

Takaji Ochi 慶應義塾大学卒業後、産経新聞写真報道局に在籍。1998年に水中写真家として独立、海洋哺乳類や大型魚類の撮影を中心を世界の海で活動を行う。イルカ・クジラの撮影では、特に高い評価を得ている。takaji-ochi.com

真っ赤なイソバナは沖縄の象徴

3月 写真=鍵井靖章さん

コロナ禍で海外の撮影活動が不可能になってしまった2021年。鍵井さんがいちばん通った海が慶良間諸島の阿嘉島でした。

「阿嘉島は今では、私の大切なフォトフィールドになっています。これまで海外の海をメインにしていた私が沖縄の海に初めてじっくり潜り、ようやく、この海がみんなに愛される理由を知りました。真っ赤なイソバナに群れるキンメモドキ。海外でもありそうなであまり見かけない景色もその1つです」

可愛さに思わず釘付け!

4月 写真=むらいさちさん

「白くかわいいイソギンチャクが目に入り、良く見るとそこに寄り添うように小さなクマノミの赤ちゃんがいました。とてもかわいくて釘付けに。クマノミは何百回と撮影していますが、それでも出会ったらシャッターを切ってしまう大好きな被写体です」

ふんわりした作風で人気のむらいさちさん。その真骨頂とも言える1枚です。

Sachi Murai 沖縄に移住しダイビングガイドとして活動した後、地元に戻り写真の勉強をスタート。ダイビング雑誌の出版社勤務を経て独立。 水中からオーロラまで地球全体をフィールドに、独特の感性と色彩で作品を撮り続けている。ふんわりした作風に女性ファンも多い。muraisachi.com

お昼寝、カメさん

5月 写真=むらいさちさん

「奄美大島南部の嘉鉄というポイントで撮影しました。ここは真っ白な砂地が広がるとても気持ちいいポイント。その真っ白な砂地に心地よさそうに寝ているカメさん。僕もゆらゆら幸せな気持ちでシャッターを切りました」
見ているだけで優しい気持ちになれる1枚です。

サンゴ輝く水天井

6月 写真=上出俊作さん

「2021年の6月、友人のガイドから「伊江島のエダサンゴが凄い」という情報をもらいました。鏡面写真も撮れるという話だったので、海が穏やかな日を狙って伊江島に向かったのが7月。朝現場に着くと、確かにエダサンゴの群生が広がっていたのですが…まだ少し潮位が高く、風も吹いていたため鏡面写真は撮れず。午後、再度ポイントに向かうと、はかったように風は止み、サンゴの上を泳げないくらいに潮が引いていました。自宅から日帰りで行ける場所にこんな光景が広がっていたなんて、驚きです」

Shunsaku Kamide 東京生まれ。脱サラし2014年より拠点を沖縄本島に移して活動中。「水中の日常を切り取る」というテーマで、沖縄を中心に日本各地の海を撮影。開催するフォトセミナーは理論的でわかりやすいと人気が高い。uw-photography.net

マンタトレイン

7月 写真=堀口和重さん

「八重山諸島の黒島で撮影した、ナンヨウマンタの写真です。水面でプランクトンを撮影中に数匹列になったナンヨウマンタが現れ、こっちに寄ってきたのでマクロレンズの着いたカメラからすぐにワイドレンズのカメラに切り替えて撮影して、通過するギリギリで捉えました」

Kazushige Horiguchi 屋久島・西伊豆大瀬崎にて、ダイビングガイドとして活動後、2018年に水中カメラマンとして独立。東京を拠点に国内各地を撮影で巡っている。夜の海、浮遊系生物、イカ・タコなどのほか、生態シーンの撮影も得意ジャンル。photographer-holly.amebaownd.com

心に残るサンゴ礁

8月 写真=古見きゅうさん

原始の自然が残された南太平洋・パプアニューギア。もちろんその海も手つかずの楽園です!

「初めてパプアニューギニアに潜ったのがこのトゥフィという海でした。小さなセスナ窓から眺めた熱帯フィヨルドの景色。草原を開拓したままの空港。目に見えるもの全てが美しく面白い光景だったが、僕の心に一番突き刺さったのはこの無垢のサンゴの姿でした」

Kyu Furumi  和歌山県串本でダイビングガイドとして活動したのち、写真家として独立。現在は東京を拠点に撮影活動を続けている。2016年に撮影プロダクション And Nine 株式会社を設立。近年はミラーレス一眼カメラによる動画の撮影にも力を入れている。youtube.com/channel/

硫黄島の”水中オーロラ”

9月 写真=古見きゅうさん

「トカラ列島のクルーズトリップを終え、最後の目的地として立ち寄ったのが薩摩硫黄島。この日の夏空は怖いくらいに晴れ渡り、竜のような噴煙が硫黄島から立ちのぼっていました。沿岸には見たことがないほどの硫黄などを含んだ茶色の水が染み出してきていました。ガイドの木村さんと恐る恐る潜ってみたら、とんでもないオーロラのような景色が広がっていました」

ハンティング!

10月 写真=越智隆治さん

「バハカリフォルニア半島の太平洋側では11月から1月頃にかけて、ストライプドマーリンやカリフォルニアアシカたちが集団でイワシなどの群れを狩るシーンに遭遇できます。イワシの群れの中に突っ込み、群れがきれいに割れた瞬間を狙ってシャッターを切りました」

ドルフィンスイムへ

11月 写真=越智隆治さん

「御蔵島で、仲良く泳ぐ2頭の若いミナミハンドウイルカ。胸ビレを相手の肌に触れさせて安心しているようでした。時には胸ビレ同士をパシャパシャと当てあって泳ぐこともあり、この生態行動をラビングと言います」

伊豆・再発見

12月 写真=茂野優太さん

「伊東というとハナダイのイメージが強いのですが、魚影も濃くソフトコーラルも非常に多く、まさに伊豆半島の豊かさの象徴となるような海です。この写真は2020年から伊豆半島に移住して、伊豆でしか撮れない写真や伊豆らしい海とは何か模索しながら撮った1枚です。1匹1匹は地味だが集まると華やかになります」

これからも、伊豆の海の豊かさ・色をテーマに撮影を続けたいという茂野さんです。

Yuta Sgigeno 水中写真から映像、ライター、ガイドまで、手法を問わず海の魅力を伝えるUnderwater Creator。伊豆に移住後も、軽いフットワークで伊豆はもちろん国内各地や沖縄を中心に撮影活動を展開し情報を発信、若手カメラマンとして注目を集めている。shigenoyuta.com

奇跡の瞬間

表紙 写真=越智隆治さん

最後に表紙写真をご紹介します。撮影者は越智隆治さん。ダイバーあこがれのジンベエザメとマンタが競演するまさに夢のようなシーンです。

「メキシコのカンクン沖では、7月8月の大潮の時期をピークに、カツオの大産卵が行われます。この卵を捕食するために無数のジンベエザメとマンタが集まります。この写真はマンタとジンベエザメを同じ画角に収めることを狙って撮影しました」

まとめ

2022年度カレンダーは完売いたしました。

●関連記事
●雑誌DIVER むらいさちさんインタビュー記事
●雑誌DIVER 古見きゅうさんインタビュー記事
●雑誌DIVER 鍵井靖章さんインタビュー記事
●雑誌DIVER 越智隆治さんインタビュー記事
(文=渡井久美)

AUTHOR

Wati

DIVER ONLINE 編集部

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